はじめに
言わずと知れた大人気作品『薬屋のひとりごと』。
小説は途中までしか読めていませんが、
アニメと漫画に魅了されすぎて、気づけばすっかり世界観の虜になっています。
今回は、大丸梅田店で開催されているTVアニメ『薬屋のひとりごと』展に行ってきました!

※TVアニメ『薬屋のひとりごと』展の基本情報はこちら
チケット記載の整理番号順に10:20〜整列→入場。
展示の見どころ
第一期(24話)の内容が展示されています。(以下、ストーリーのネタバレ含みます。)
来場者特典
入場特典のランダムカードは… \ 全員集合ver. / 嬉しい!

キャラクター掛け軸と人物紹介
- 主要キャラクターの掛け軸展示からスタート。

- 隠れ猫猫もあるそうで、もし行ったら探してみてください!

- 相関図の展示もあり(相関が再確認できる◎)。

キャラクター紹介&絵コンテとアニメ制作工程の数々
- 各話の絵コンテと共に、1人ずつのキャラクター設定資料があります。
各話の絵コンテ

猫猫(まおまお)

壬氏(じんし)さま

上級妃とそれぞれの部屋写真
- 各妃の色味と部屋の背景美術がリンクしていて美しすぎました…!背景美術の部屋写真、ポストカード化を希望します。笑
玉葉(ぎょくよう)妃

梨花(リファ)妃

里樹(リーシュ)妃

楼蘭(ろうらん)妃

阿多(アードゥオ)妃

かんざし展示
- アニメ内の「かんざし」を再現した展示。

- 実物はちょっとチープだったけど…映像とセットで見られるのが嬉しい!

衣装展示
- キャラの等身サイズで展示されていて、実際の大きさを実感。

「これ、毒です。」シーン
- 作中の名シーンのひとつを、絵コンテ+映像で展示。
- 表情や色の変化、細かい演出が学べてデザインの参考に◎
『謎が事件が重なりあう』パネル
「ひとつ一つの謎が重なりあうと、それは大きな事件につながる」を可視化。じっくり読みたいと思います。



毒事件のあった園遊会のフォトスポット
フォトスポットも多数あります。ただし1人だとちょっと照れます(笑)。

後宮内医局
この薬棚憧れる〜!

メイキングコーナー Part.1
- 製作秘話やスタッフの想いが展示されていました。
- デザイン仕事にも活かせそうな気づきが多数あったので、資料としてがっつり撮影しました。


窓の光体験&等身大パネル
- 窓から差し込む光の色を、実際に体感できる展示。
家のインテリアにも取り入れたいです。

メイキングコーナー Part.2
今回の展示で一番感動したのは、なんといっても背景美術!
『薬屋のひとりごと』の背景は、3Dで設計されたものをベースに、2Dのキャラクターと違和感なく馴染むように丁寧に調整されているそうです。
2Dで描かれるキャラクターと違和感なく画面に収めるため、検討・調整を重ねられています。
3D設計を活用することで、分業で作業を行うアニメーターに対し、以下のような情報を正確に共有できるとのこと:
- カメラの位置から人間がどう見えるか
- 建物のどんな要素が入り込んでくるのか
その結果、どのシーンも飽きることなく没入できる、丁寧な画作りが実現されているのだと納得しました。



今まではストーリーやキャラクターばかりに目が行きがちでしたが、
展示を通して、「背景を観察する楽しみ」ができました。
帰ったら、アニメをじっくり見返して味わおうと思います。
緑青館エリア
建物の背景美術とともに、そこで暮らすキャラクターたちの紹介が並びます。

囲碁・シャンチー
囲碁

シャンチー
中国象棋とも呼ばれる二人用のボードゲーム「シャンチー」の紹介展示。
縦9マス×横10マスの盤面で、「帥(将)」を守りながら相手の「帥(将)」を取るゲームです。
自分の顔が駒になるコーナーもありました。笑
祇女の身請け破談からの身請け
物語中盤で印象的な「祇女の身請け破談」。

数年が経ち、身請けされることに。
映像コーナー
猫猫が舞う4分間の映像が上映されており、鑑賞後にはその原画も展示されています。
ダンスの流れや線の繊細さを間近で見られる貴重な機会でした。


ちなみに、原画に書かれた「碁石アタリです」のメモ書き(左下の紙の中)が気になり調べたところ、「アタリ」とは仮のデザインや構図を一時的に置いておく目印のことなのだそう。プロの制作現場の言葉に触れられて興味深かったです。
等身大ポスターのフォトスポット・第一期ポスター展示

仕上げに、第一期のキービジュアルポスターも掲示されており、
アニメの空気感を思い出す締めくくりとなっていました。
グッズコーナーも沼でした
和漢風デザインでどれもかわいい!全商品はこちら
特に気になったグッズたち
- おしろい風練り香水(→売り切れでした…泣)
- 「薬屋のひとりごと」フレグランス 全2種(猫猫 / 壬氏 )
嗅覚を使うグッズは、アニメを見ているだけじゃ体感できないので気になり、香りを聞いてみました。どちらもイメージ通りの香りでした!
購入品
- ミントラムネケース(→持ち歩きの薬ケースにしようと思います!)
- A5クリアファイル(→細々とした資料をまとめるのに使います!)
デザイン的な気づきメモ
- 背景美術の美しさと湿度感
- 3Dは、レイアウト説明の説得力を上げる
- キャラクターの人間味を最大限に引き出す構成
- 和漢風デザイン
おわりに
ほんっっっとに来てよかった!!! まさにオタ活の醍醐味。
でも「楽しかった!」で終わらせずに、
感じたインスピレーションを仕事に活かす!
そんな気持ちを胸に、今日もデザイン頑張ります。