またまた大阪・関西万博に行ってきました!
4月に一度訪れたきりでしたが、なんと6月には2回行けることに。
今回は、4月とは比べものにならないほど来場者が多く、各パビリオンでは1〜3時間待ちの行列ができていました。
【目次】
6月2日(月)訪問
この日は東ゲートから9時に入場し、「よし、今日はとことんデザインを見まくるぞ!」と気合い十分でスタート。
まずは西ゲート側のいちばん端っこを目指して、20分ほど歩いて到着!
人が少なそうな場所を狙って行ってみたら、予想的中。30分もしないうちにスムーズに入ることができました◎
未来の都市パビリオン
全長150mほどもある、真っ白で巨大な建物を発見!

巨大な壁一面が、折り紙みたいな立体的な形と「モアレ」という模様で包まれています。
なんとこの壁、車の排気ガスを分解して空気をキレイにする「光触媒メッシュ膜」でできているそうで。そんなのがあるんですか?!地球にやさしいですね!
テーマは「Society 5.0の未来社会」
未来社会を体験できる!博覧会協会と12者の企業・団体が共創した「15アトラクションによる未来体験」が用意されています。
中に入ると、恐竜が!
テーマ展示「40億年・幸せの旅」
過去から未来につながる壮大な物語を3層紗膜(※)スクリーンで見れました。
※3層の紗(メッシュ)を組み合わせた構造を持つスクリーン
コモン展示01「未来との対話」
「3D Cube」がずらり。
未来の生活シーンが映像でリアルに表現されていました。

在宅医療や、誰もが自由に移動できるようになる未来の乗り物のほかに、
「エデュテインメント」っていうワードも登場してました。「教育(Education)」と「娯楽(Entertainment)」を組み合わせた造語で、楽しみながら学習できるコンテンツや活動を指します。
ゲームや体験型イベントなど、遊びの要素を取り入れながら、学習意欲を高めることを目的としているそうで、自分もいつかまたこういう分野に関わってみたい!と強く思いました!

美術館の作品が3Dで飛び出してくるの、おもしろそう!
『ホーンテッドマンション』みたいに彫刻が急に歌い出したりしたら…って思ったら、こどもたちびっくりするだろうなって想像してました!
コモン展示02「未来の都市探訪」
メモ帳の積層模型みたいな顔(ロボットヘッド)が4つあります。

この顔の後ろに搭乗して「未来の都市」を散策できる映像を見ました!(未来の産業/社会を仮想体験できます。)

イラストのテレビが古い型だったのが、ひと昔の未来って感じがしました。笑
交通・モビリティ
「関西電力送配電株式会社」「株式会社商船三井」「川崎重工業株式会社」の展示がありました。
「川崎重工業株式会社」のライオンがモデルの乗り物がすごい!

原付じゃなくてこれ乗って街走ってる人がいる未来が来るのか〜。
環境・エネルギー
「カナデビア株式会社」「日本特殊陶業株式会社」「株式会社IHI」

ものづくり・まちづくり
「株式会社 神戸製鋼所」「CP コンクリート コンソーシアム」「青木あすなろ建設株式会社 及び 株式会社 小松製作所」
食と農
「株式会社クボタ」
ただキレイなだけじゃなくて、これからの社会や持続可能な未来について考えるきっかけもくれる、刺激たっぷりの内容でした!
未来の都市パビリオン詳細はこちら
出口を出たら、話題の空飛ぶ車がありました!
空飛ぶクルマ

※デモフライト中に部品が落ちて現在は飛んでないそうです。詳細はこちら
ガンダム Next Future パビリオン(要予約)
予約がなかなか取れないと聞いていましたが、あきらめずに画面更新を推し続けていたらポッと取れました!
ちなみに、2名以上だと空き枠ができても予約できず、、1名だと予約できる確率が高いようです。

バンダイナムコホールディングスのパビリオンは、「ガンダム」を通して世界中の人々とつながり、ともに「未来」を考えるきっかけの場となることを目指しているそうです。
舞台は2150年。
夢洲には“宇宙まで伸びるエレベーター”があって、人類は当たり前のように宇宙ステーションへ行ける時代に…!!
見学ツアーに出発!どうやらこれから宇宙に行くようで!ワクワク!USJみたい!
軌道エレベーター(エレベーター型ライド)に搭乗
夢洲ターミナルから「宇宙ステーション・スタージャブロー」へ一直線🚀
このエレベーター型ライドに乗り込むと、地上から一気に宇宙空間へと駆け上がる演出が始まります。
キャビン内は360°映像&振動演出。天井も壁もスクリーンになっていて、振動する床(Haptic Floor)で没入感がすごい!!

スタージャブロー(宇宙ステーション)に到着!
ステーションではモビルスーツがスペースデブリ(宇宙ゴミ)を除去する作業中。
ここで出てくる「モビルスーツ」とは、人が乗って操縦するロボットのこと。いわば“宇宙用の作業ロボ”みたいな存在。
そのうちの一体「ザク」が、スペースデブリ(=宇宙ゴミ)を片付けています。

と思いきや、ゴミじゃなかった!?
緊急事態発生!!
片付けてたと思ってたゴミが、なんと正体不明の巨大ロボ(=敵)に変身!突然暴れだして大混乱!部屋が真っ赤になりました!

脱出ポッドに乗って別の部屋(緊急避難スペース)へ移動。

ここで「ガンダム」が登場!

“ガンダム”とは、強くてかっこいい正義のモビルスーツ。
非常事態に備えて、地球の平和を守るために秘密裏に配備されていた機体が目覚め、ザクと一緒に敵とバトル!
戦いを映像+音響+振動で体感できて、大迫力!

無事に敵を倒して、私たちは再び地球へ。
大型スクリーンと振動する床で、初めてでもストーリーに引き込まれる体験ができました。ガンダム初心者でも楽しかったです!!
「ゴミも、放っておいたらいつか本当に脅威になるのかもな…」なんて、ちょっと思ってしまったけど、とりあえずゴミの分別をきちっとしようってなりました。
出口にて
外にいたガンダムのポーズ、どう見ても「無事帰還したぜ!イェーイ!」って言ってるっぽかったです。

ガンダム Next Future パビリオンの詳細はこちら
ちなみに、西ゲート近くのセブンイレブンにガンダムのグッズが売られていました。


ガンダムのキャラパキチョコレートはスーパーやコンビニで売ってるを見かけたことはありましたが、こんなプラモデルまで売ってるんですね〜!
ウズベキスタン館
モスクのタイルが綺麗と友達に聞いてから行ってみたいなと思った国のひとつ「ウズベキスタン」。

レンガや粘土、大阪近郊の杉の木など、自然素材を組み合わせて造られた木造建築です。
建物の三角形の形は、中央アジアの古代のお守り「トゥマール」がモチーフになっているそうです。
屋根のデザインには286本の木材が使用されていて、スマートフォンを使って、それぞれの木の原産地を追跡することができます。
テーマ「知識の庭:未来社会のための実験室」
美しいモスクの映像や装飾がとても幻想的で、静かに時が流れるような空間でした。

ただ、80分並んだあとだったので、少しもの足りなかったかも…というのが正直な感想です。
ウズベキスタン館の詳細はこちら
三菱未来館
ここからは、チケットをお得に手配してくれた友人と合流し、唯一事前予約ができた「三菱未来館」へ向かいました!
ViVi(ビビ)のパネルと共にパシャリ。NaNa(ナナ)のパネルもあります。

基本コンセプト「いのち輝く地球を未来に繋ぐ」
三菱地所グループによる“浮遊感”のある建物デザイン。
楕円形・ひし形・長方形という3つの幾何学的な形を組み合わせていて、
それぞれが「生命・地球・人間」を象徴しているそうです。
お互いを支え合うように配置されていて、建築そのものが“つながり”を表現しているのが印象的でした。
※館内での撮影は禁止で、写真はほとんどありません。
旅の始まり
地下ロビーから、オリジナルのバーティカルシャトル「JOURNEY TO LIFE」に搭乗。深海の神秘から宇宙へと旅が始まります。
没入感MAXのスクリーン体験
天井まで映像が広がるシアタースタイル。
旅の行き先:深海 → 火星 → 宇宙
深海での命の起源から、火星基地の探訪、さらに宇宙の果てまで。9分という短時間ながら、生命の誕生から未来まで幅広く描かれています。
ナレーション&ガイド
かわいいキャラクターが案内してくれます。後で知ったのですが、声優さんがとっても豪華でした!
ViVi役 花江夏樹さん(『鬼滅の刃』竈門炭治郎役)
NaNa(ナナ)役 早見沙織さん(「SPY✕FAMILY」ヨル・フォージャー役)
火星探索隊員役 沢城みゆきさん(『ルパン三世』(三代目)峰不二子役、『ゲゲゲの鬼太郎』(6期)鬼太郎役)
演出の特徴
Hapticsや風・振動などの体感装置はなし。映像美と大画面の没入感が中心で、「科学エンタメ」としての構成に特化しています。
生命や地球の起源について、映像を通して学べて良かったです!
詳細はこちら
ドイツ館
「わ!ドイツ」というタイトルで、テーマは「循環経済(サーキュラーエコノミー)」です。
「サーキュラーちゃん」が可愛すぎる!!ガイド役を務めていて、可愛い声で説明してくれます。言語も選べます。
サーキュラーちゃんを耳にあてて説明を聞きます。

このサーキュラーちゃん同士を合わせると、歌も歌ってくれるんですよ!!

今回は、どんぐりころころ歌ってくれました。
サーキュラーちゃんバイバイ。かわいい声で案内してくれてありがとう。

この後、綺麗に洗われるサーキュラーちゃんでした。
PASONA NATUREVERSE
「いのち、ありがとう。」をテーマに、iPS細胞で培養した心臓模型など、最新医療技術の展示があります。特にキューブ型の映像が印象的でした。鉄腕アトムやブラック・ジャックがナビゲーターを務め、命や食、心のつながりを考える内容になっています。
以前に訪れた際のレポートはこちらから
6月28日(土)訪問(再訪)
この日は、万博会場にかつてないほど多くの人が集まり、一般来場者は約17万7千人、関係者を含めると延べ約20万3千人に達したそうです(公式発表より)。
花火とドローンショーが重なったからかもしれません。
私は12時半ごろに東ゲートから入場したのですが、入るまでに約1時間半待ち。
入場後もとにかく暑くて、人の多さも相まってバテ気味に…。しばらくは休憩所から出られませんでした。
それでも「せっかく来たんだから!」と気持ちを奮い立たせて、知り合いオススメのオーストラリア館に向かうことにしました。
オーストラリア館
今回は姉家族と一緒だったので、ありがたくも「ベビーカー優先ゾーン」を利用させてもらえました。
この暑さと混雑の中では本当に救い…!ありがたすぎました。
オーストラリア館は、自然環境や先住民文化に焦点をあてた展示がメイン。

これはすごい!涼しくて異空間!
木のオブジェにはコアラなどの動物たちの映像があって、まるで森の中に入り込んだような演出です。
環境や文化を伝えるメッセージと、空間演出の心地よさがうまく融合していて、癒されながら学べるパビリオンでした。
次に現れたのは、オーシャンブルーが美しい映像空間。

あまりの美しさに、思わず口がぽかーんと開いてしまいました。
クラゲやサンゴ礁、クジラなど、海の生き物たちがゆったりと泳ぐ幻想的な映像美に、ただただ見とれてしまいます。

「こんなに美しい海を絶対に汚したくない…!」って自然に思うほど、環境意識を高めてくれる構成でした。
詳細はこちら
その他、「ドイツ館」「PASONA NATUREVERSE」にも立ち寄りましたが、今回は再訪だったため、省略しています。
陽が落ちるころになると、気温も下がってきて、涼しく過ごしやすくなってきました。
どの建物もライトアップでより一層美しく見えて、夕方からの万博は特におすすめです。
昼間の暑さに比べて圧倒的に快適ですし、写真映えも抜群!ゆっくり回りたい方には夕方からの入場もいいかもしれません。
花火イベント「JAPAN FIREWORKS EXPO」大曲の花火
花火は混雑を避けるため、開始時間の告知はされていなかったのですが、たまたまお土産屋に入るために30分ほど並んでいたときに、運よく見られました。
思いがけないタイミングで打ち上がる花火に、疲れも吹き飛びました!

ちなみに、お土産屋さんの混み具合はこんな感じでした。笑

ほしかったサンリオとミャクミャクコラボのお買い物バック、無事ゲットしました!

One World, One Planet.(ドローンショー)
毎日日没後に実施される万博の定番ショー。
花火のあとに約8分間のドローンショー「One World, One Planet.」が開催されました。
大屋根リングやウォータープラザ周辺から約20:42〜スタートし、約1,000機ものドローンが音と光、プロジェクションマッピングと共に夜空に未来への“願い”を描き出してくれました。
今回の大屋根リングも、本当に幻想的でした✨

4月に1回、6月に2回万博に来れたのですが、まだまだみたいところがたくさん!
また機会があったら行こうと思います。