デザイン探求記

兵庫県立 人と自然の博物館(ひとはく)

2階の「水生生物の世界」でネイチャーテクノロジーを学ぶ

最近、私の中での学びのブームは、「ネイチャーテクノロジー」。

ヤモリの指から不思議なテープ』という本を読んで一気に興味を持ちました。

ネイチャーテクノロジーとは:何億年もの進化で培われた「自然界の生き物や植物の優れた機能・構造」をヒントにし、製品の性能向上や課題解決に応用する技術

この階ではサメの「ネイチャーテクノロジー」に関する情報が紹介されていました。

サメのからだは、すみからすみまで役立つ

皮はサメ皮おろしや工芸品に、歯はアクセサリーや魔よけ、ヒレは中華料理の「フカヒレ」に、肉は加工されてカマボコやはんぺんの原料になります。高速で泳ぐことができるサメ皮の特徴を真似して「競泳用水着」も開発されています。

右がサメの肝臓。おっきい!!!肝臓や軟骨は、肝油などの健康食品や薬の材料になるらしいのですが、

肝油ドロップがサメの肝臓からできてるの!?ってことを知れて感動!テンション上がって肝油ドロップをくれた友達にシェアしました。w

この↓頑丈なフィルムもサメ肌の抗菌フィルム。

Sharklet社では、サメ肌のデコボコした素材から着色を得て手術や乳幼児用の素材を開発されているとのこと。

「シャークレット(Sharklet)」で検索してみたら、サメの肌の表面構造を模倣(バイオミミクリー)して作られた技術や製品を指すそうで、

このバイオミミクリーという言葉を知れてとっても嬉しい!生態系にとっても興味が沸きました。


バイオミミクリー(生物模倣)とは:約40億年かけて進化してきた生物や自然界の優れた仕組み・デザインを観察し、そこからヒントを得て新しい技術開発や持続可能なものづくりに活かすアプローチのこと。

もっともっと学んで、自分でも生活に取り入れられたらいいなと思います。


くじらの標本ができあがるまで

水生生物の世界

ここからは川に住む生態系の紹介です。

川の上流・中流・下流と、場所ごとの説明もあります。

上流

水が透き通っている場所。

河川の最上流部は、一般にサケ科サケ科の淡水魚(アマゴ・ヤマメ・イワナなど)が優先しています。

これらの淡水魚は、夏の時期に木から落ちた昆虫などがエサになり、冬から春にかけては水中の水生昆虫を食べるそうです。

その淡水魚を食べる鳥たち。

中流

川床の付着藻類が食物網の基礎になり、それらをアユが海から遡上(そじょう)し、占食します。時々コイ科などの魚もいます。

アユは、晩春になって動物食から藻類食に切り替えます。

アユはそれぞれなわばりを作るそうで、他のアユが侵入すると、ヒレを大きく広げて突進し、追い払います。この防衛行動を利用して「おとりアユ」をなわばりアユに近づけて掛ける友釣りがあります。

下流

透明度がやや悪くなります。

下流は、底生動物を捕食するコイ科の魚が優先します。

また、最も人の手が加わる場所であり、自然の河川はもうわずかしか残されていません。

その上、中国大陸やアメリカ大陸産の魚が侵入し、在来のコイ科を主体とする魚類群衆に異変が起きています。と説明書きにありました。

なんか人間の世界と同じだなぁ〜。笑

2階は他にも「ひとはく多様性フロア」と言って、期間限定で企画展示を行っていて最新の研究が見れて楽しかったです。

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