「兵庫の海」

兵庫県は、日本海と瀬戸内海という二つの海に面しています。比べて見ると、大きく異なる点があって面白かったです。

日本海
日本海は水深が深く、平均約1,700m、最深部は3,700m以上との説明書きがありました。
ワカメやアワビのような浅い海の生き物だけでなく、ズワイガニなど深い海の生き物も取れるそうです。

瀬戸内海
一方、瀬戸内海ではイカナゴ、タイ、マダコなど、さまざまな海産物が取れるとのことでした。
同じ兵庫県でも、日本海側と瀬戸内海側でこんなに違うんだなと、かなり勉強になりました。

テトラポットってこれか!
個人的にちょっとテンションが上がったのが、テトラポットの展示です。
aikoの歌で「テトラポット登って〜」という歌詞を聞いたことはあったのですが、展示を見てやっと言葉と実物がつながりました。

日本海と瀬戸内海では、テトラポットの大きさも違うそうです。
ダイオウイカ
ダイオウイカの展示・説明もありました。兵庫県で2022年に発見されたとのこと。

サザエ
サザエも日本海と瀬戸内海では形が違います。
荒波に飲まれた日本海のサザエはトゲトゲです。

フジツボ
最近釣りについて行くことが増えていたので、「あれ、フジツボっていうのか」と名前を知れたのが地味に嬉しかったです。

展示では、フジツボは汚損生物として紹介されていました。ひとはくでは、フジツボの付着メカニズムを研究しているとの説明もありました。
なんでフジツボだけ付着するんやろうと気になるところが研究者さんの思考回路なんだなと思いました。
暖流と冷水塊
黒潮から分流して対馬暖流になる。
・対馬海流に乗って、イワシ・サバ・アジ・ブリ・スルメイカなどの暖流性の魚介類がいる
・水深100-200m:10-2℃のリマン海竜系の密度の高い冷水塊に沿って、ハタハタ・ズワイガニ・ホッコクアカエビなどの寒流系の魚介類がいる

干潟(ひがた)
近くに干潟がないからじっくり見た事なかったけど、この展示を見て干潟を見てみたいと思いました。
神戸は埋立地が多くなり干潟が少なくなってきているけど、赤穂の干潟があるそうです。


ため池の生き物と外来種


ため池の展示を見ていて思い出したのが、『イモリくん ヤモリくん』という絵本です。(イモリがため池に住んでいる方です。アカハライモリは毒があるので触らないでと聞いたことあります。)
この絵本で、ため池にはいろいろな生き物が住んでいるんだなとなんとなく知っていたのですが、展示を見て、外来種の影響でそうした生き物たちも減っていることを知りました。
そういえば以前、和歌山のため池で、ピンクのラズベリーみたいなプチプチしたものを見たことがあります。

「あれ何やろ?」と思っていたら、近くにいた農家のご夫婦が、スクミリンゴガイ、通称ジャンボタニシの卵だと教えてくださいました。
毒というか寄生虫がいるから素手で触らないようにとのことです。

昔は在来種のタニシを食べることもあったそうですが、この外来種のタニシは農家さんにとっては困った存在らしく、稲への被害もあるそうで。
それ以来、田んぼであのピンクの卵を見るたびに、「農家さんにジャンボタニシの卵ありますよ!」と余計なお節介を焼きたくなる気持ちが湧いてきます。
ジャンボタニシが実際に稲を食べるところも見れました。
貴重なお米が…。

話が逸れたので展示内容に戻します。
とっても大きなオニバス!
ため池などの流れのない水面で、夏から秋にかけて直径1〜2メートルの巨大な葉を広げるスイレン科の一年草です。
葉の表面や茎に鋭いトゲがあるのが特徴で、その姿から「鬼」の名がついています。

よく人が乗っても沈まないとテレビでやってるやつです。人間が乗っても沈まないほどの強い浮力と剛性で、いろんな技術に応用されているそうです。
人と自然
左側は、5人家族が使用する水の量と、食事。右側はリサイクル。豊かな暮らしのあり方を問うコーナーです。
水や食べ物・物を大切に、リサイクルや修繕できるものは使い続けようとなりました。

滅びゆく野生生物種
人間の人間のためによる大規模な捕獲によって絶滅しそうな生態系。ここはその生態系の商業取引について考える展示です。
ワシントン条約は、絶滅危惧種を保護するために国際取引を規制する国際条約です。

ゾウ・ウミガメ・ワニ・カメレオン・ネコ科(タイガーなど)・ウマ科(シマウマなど)の商用利用された展示や説明書きがありました。

他にも、この階には「昆虫の紹介」や「兵庫の恐竜化石」があって、県内で発見された化石の展示を見ることができました。
さらに別館には「ひとはく恐竜ラボ」があり、恐竜化石のクリーニング作業風景を見ることができます。